マネーフォワードのパーソナルミニとパーソナルは何が違うか

会計ソフト

この記事のポイント

  • パーソナルミニ(年10,800円)とパーソナル(年15,360円)の差額は年間4,560円。月にすると380円
  • 消費税申告(インボイス対応)が必要ならパーソナル一択。ミニは対応していない
  • 仕訳件数の制限はなし。差が出るのは「レポート」「請求書・債務管理」「電子帳簿保存の上限」「AI-OCR月間上限」
  • 料金の最新版は マネーフォワード公式 で確認

1. 結論

マネーフォワードのプラン選びは、最安プランを選ぶかではなく、自分の取引量と必要機能に合うかで考えるべきです。パーソナルミニとパーソナルの差は、後から効いてきます。

結論を先に言うと、消費税申告(インボイス)が必要 / 請求書を一括送付したい / 経営レポートを使いたい ならパーソナル、仕訳と確定申告だけ最低限 ならパーソナルミニで十分です。

2. 30秒で決める判断フロー

  • インボイス登録事業者で消費税申告が必要 → パーソナル一択
  • まず最小構成で試したい、件数もまだ少ない → パーソナルミニ寄り
  • 確定申告まで一気通貫で進めたい、請求書も発行する → パーソナル寄り
  • 仕訳件数が年間数百〜千件規模、レシートを月30件以上撮る → パーソナル以上
  • 電話サポートを受けたい → パーソナルプラス
  • そもそも MF と freee の比較でも迷っている → mf-vs-freee から先に見る

このテーマでは、価格差より、後から不足を感じるかどうか が重要です。

3. 料金の違い(2026年5月時点)

プラン 年払い(月割) 年額 月払い
パーソナルミニ 900円/月 10,800円 1,280円/月
パーソナル 1,280円/月 15,360円 1,680円/月
パーソナルプラス —(年払のみ) 35,760円

パーソナルミニとパーソナルの差は 年4,560円(月380円)。1か月で1〜2件分の昼食代と思えば、機能差で迷うほどの金額ではありません。

※価格はすべて税抜。最新の料金は 公式の料金プランページ を必ず確認してください。

4. 機能の違いをまとめると

機能 パーソナルミニ パーソナル パーソナルプラス
青色申告(複式簿記)
白色申告
消費税申告(インボイス対応) ×
銀行・カード連携
POSレジ・通販連携
AI-OCR レシート撮影 月15件まで 月30件まで無料(超過20円/件) 月100件まで無料(超過20円/件)
請求書・経費サービス連携 ×
債務管理・振込データ作成 ×
収益費用レポート/得意先・仕入先レポート ×
電子帳簿保存法対応 ○(ファイル1,000件まで)
サポート メール・チャット メール・チャット メール・チャット・電話

※差が出るのは「消費税申告」「請求書・債務管理」「レポート」「AI-OCR上限」「サポート」の5領域。仕訳件数の制限はどのプランにもありません。

5. パーソナルミニが向く人

次の条件に全て当てはまるならパーソナルミニで十分です。

  • 免税事業者(消費税申告が不要)
  • レシート撮影が月15件以内に収まる
  • 請求書はExcelや他サービスで発行している
  • 債務管理(買掛金の一元化や振込データ作成)が不要
  • 収益費用レポートを使わない(決算書の数字だけ見れば足りる)

典型的なイメージは「副業・スモールスタートのフリーランス」「年商500万円未満で免税事業者として続ける個人事業主」です。

6. パーソナルが向く人

次のどれかに当てはまるならパーソナル以上を選んだ方が結果的に楽です。

  • インボイス登録事業者である(消費税申告が必要)
  • 請求書をマネーフォワード上で発行・一括送付したい
  • レシートを月30件以上撮る
  • 収益費用レポート・得意先・仕入先レポートで経営状況を可視化したい
  • 外注先への支払いをまとめて振込データで作りたい

2023年10月のインボイス制度開始以降、消費税課税事業者になるか迷う層は増えています。課税事業者を選んだ場合、ミニでは申告書類が作れないので、ここはパーソナル必須です(参考:国税庁:インボイス制度)。

7. パーソナルプラスは誰向け?

パーソナルプラスはパーソナルの機能に加えて、電話サポートが付くプランです。年額35,760円(パーソナルとの差額は年20,400円)。

向いている人:

  • 確定申告の操作で詰まったときに電話で聞きたい
  • AI-OCRレシート撮影が月30件を超えがち(プラスは100件まで無料)
  • 初年度だけサポート厚めにしたい

多くの個人事業主はパーソナルで十分。電話サポートが必要かどうかで判断するプランです。

8. 後から変更できる?

マネーフォワード クラウドのプランは、契約期間中でもアップグレード可能です。料金は差額計算で調整されます。

そのため「最初はミニで試して、申告期に向けてパーソナルへ上げる」という運用も成立します。ただし免税→課税事業者への切り替えは申告年度内に行う必要があるので、消費税申告を始める年は最初からパーソナルにしておくのが安全です。

9. 65万円控除との関係

気になる人が多い「青色申告65万円控除を取りに行けるか」については、パーソナルミニでも対応可能です。65万円控除の要件は複式簿記+e-Tax(または電子帳簿保存)で、これは全プランで満たせます(参考:国税庁 No.2072 青色申告特別控除)。

つまり「控除のためにパーソナル以上にしないといけない」わけではない、ということです。

10. 比較表で見るとこうなる

比較軸 パーソナルミニ パーソナル
向いている人 免税事業者・スモール運用 課税事業者・継続運用
重視すること 初期コストを抑える 不足の少ない運用を作る
迷いやすい点 消費税申告が必要になると詰む 最初の費用判断が重く見える
差額(年) +4,560円でパーソナルに上げられる

実際には、最安かどうかより、確定申告の時期に困らないか を基準にした方が判断しやすいです。

11. よくある疑問

仕訳件数の上限はある?

どのプランも仕訳件数の上限はありません。件数が増えても追加料金は発生しません。

レシート撮影の上限を超えたらどうなる?

パーソナル以上は超過分が1件20円で課金されます。月30件を頻繁に超えるならパーソナルプラスの方が安くなる可能性があります。

無料で試せる?

すべてのプランで1か月間の無料お試しが用意されています。クレカ登録不要・自動課金なしなので、迷ったらまず触ってみるのが早いです。

12. 比較後の結論

マネーフォワードのプラン選びは、今月安いか ではなく、申告時に不足しないか で見るべきです。

  • 件数が少なく、免税事業者で試す段階 → パーソナルミニ
  • 継続的に使って確定申告まで回す、課税事業者 → パーソナル
  • 電話サポート必須、レシート月30件超 → パーソナルプラス

差額は年4,560円。多くのケースでパーソナルを選んで困ることはほぼありません。

13. まとめ

マネーフォワードのプラン選びは、最安プランを選ぶかではなく、自分の取引量と必要機能に合うかで考えるべきです。パーソナルミニとパーソナルの差は、後から効いてきます。今の段階で迷うなら、制度を全部覚えるより、まず記録と提出準備を前に進める方が現実的です。

次に進むなら、


※プラン名や機能差、料金は変更されることがあるため、契約前に マネーフォワード公式の料金ページ を確認してください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました