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1. 結論
青色申告をネットで進めるには、帳簿作成と申告書の送信が別工程であることをまず理解しておく必要があります。この2つを混同すると、準備不足のまま申告直前に詰まります。
- 帳簿作成:会計ソフトまたはエクセルで年間の収支・仕訳を記録する
- 申告書の送信:作成した帳簿をもとに申告書を作り、e-Taxで電子送信する
この2工程を通年で整えておくことが、ネット申告をスムーズに終わらせる前提条件です。
2. ネット申告の2つの方法
| 方法 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| マイナポータル経由 | マイナンバーカード+スマホで完結できる | 会計ソフトを使っている人、スマホ中心の人 |
| e-Taxソフト(WEB版) | PCブラウザで申告書を作成・送信する | PCでの作業が多い人、手作業で申告書を作る人 |
会計ソフトを使っている場合は、ソフト内で申告書を作成してマイナポータル連携でそのままe-Tax送信まで完結できるものが多く、この方法が最も手間が少ないです。
3. ネット申告に必要なもの
- マイナンバーカード:本人確認・電子署名に使用。NFC対応スマホまたはICカードリーダーが必要
- マイナポータルアプリ(スマホ経由の場合):最新バージョンに更新しておく
- 帳簿・決算書:青色申告決算書(損益計算書・貸借対照表)を事前に作成しておく
- 源泉徴収票(給与所得がある場合)
マイナンバーカードを持っていない場合、e-TaxソフトでID・パスワード方式を使う方法もありますが、事前に税務署での手続きが必要です。
4. 青色申告でネット申告が重要な理由
2020年の税制改正により、青色申告の65万円控除を受けるには e-Taxによる電子申告または電子帳簿保存法対応の保存が必要になりました。紙で申告すると控除額が55万円に下がります。
複式簿記で帳簿を整えていても、紙申告では65万円控除を受けられないため、ネット申告の準備は必須です。
5. 申告前年からやっておくこと
通年で帳簿をつける
青色申告は申告期間(2〜3月)だけ集中して帳簿を作るのでは間に合わないことがあります。口座やカードの明細を月次で取り込んで仕訳を整えておくと、申告期間の作業が「確認と送信だけ」になります。
マイナンバーカードの準備
申請から受け取りまで1か月程度かかる場合があります。確定申告シーズン直前の申請は混雑するため、前年のうちに取得しておく方が安全です。
会計ソフトの利用開始
年の途中から会計ソフトを導入すると、それ以前の記帳を手作業で遡入力する手間が発生します。事業開始と同時またはできるだけ早い段階で導入するのが理想的です。
6. 会計ソフトを使うとネット申告はどう変わるか
会計ソフトを使っていない場合は「国税庁の確定申告書等作成コーナーで手入力→e-Tax送信」という流れになり、1年分の収支を手作業で入力する必要があります。
会計ソフトを使っている場合は、口座・カードの明細を自動取込して帳簿が作られ、そのまま申告書の作成とe-Tax送信まで一気に進めることができます。
- 会計ソフト選びで迷っている: 個人事業主ならどっち?マネーフォワードクラウド確定申告とfreee会計を比較
7. まとめ
青色申告をネットで進める前に押さえておくポイントは4つです。
- 帳簿作成と申告書送信は別工程と理解する
- 65万円控除にはe-Tax送信が必須(紙申告では55万円)
- マイナンバーカードとマイナポータルアプリを事前に準備する
- 会計ソフトを通年で使うと申告期間の作業が大幅に減る
※制度の詳細や手続きの最終確認は国税庁の公式案内を参照してください。

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