個人事業主ならどっち?マネーフォワードクラウド確定申告とfreee会計を比較

会計ソフト

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1. 結論:どちらがどんな人向きか

個人事業主が最後まで迷いやすいのが マネーフォワード クラウド確定申告freee会計 です。私の実感では、判断軸はシンプルです。

  • マネーフォワード:経費件数が多い、口座・カード明細を軸に管理したい、月次で俯瞰して整えたい人向き
  • freee:はじめての確定申告、簿記が苦手、件数が少なく最短で申告を終えたい人向き

優劣ではなく「自分の事業フェーズと取引件数にどちらが楽か」で決まります。私は件数が多かったのでマネーフォワードを選びました。どちらも無料で使い始められ、申告書類を作る直前までは費用が発生しないので、迷ったら先に画面を触るのが結局いちばん早いです。最後にものを言うのは「自分の明細を取り込んだとき、どちらの画面が手になじむか」でした。まず触ってみたい方は、ここから無料登録できます。


2. この比較が向いている人

次のような人に役立つ内容です。

  • 自分で確定申告を進めたい
  • Excelや手入力での管理に限界を感じている
  • すでに片方を登録したが、もう片方も気になっている
  • 広告文だけでは2つの違いがわからない
  • 無料体験を始める前に、どこを見て比べればいいか知りたい

会計ソフトは一度入力ルールや連携を作り込むと、別ソフトへ移すのに手間がかかります。だからこそ最初に自分に合う方を選ぶのが、結局いちばんの時間の節約になります。逆に言えば、最初の数日でしっくりこなければ、まだ作り込む前なので乗り換えのダメージも小さい、ということです。


3. 比較表で見るとこうなる

判断材料になりやすい観点を整理しました。料金や機能は変動するため、ここでは金額やプラン名は断定せず「何で選ぶか」という観点でまとめています。最新の料金・機能は必ず公式で確認してください(マネーフォワードは公式ページ、freeeは遷移先の案内ページ)。

観点 マネーフォワード クラウド確定申告 freee会計 選ぶときの見方
料金の考え方 機能や規模に応じてプランを選ぶ 個人向けプランが分かれ、最初の1本を選びやすい 「今いくら」より「続けられるか」で見る
操作の進め方 明細一覧を見ながら整える運用に向く 質問形式・日常語で進め、初回の迷いが少ない 簿記が苦手ならfreeeが楽なことが多い
入力の発想 取り込んだ明細を仕分けていく「後追い型」 取引のたびに質問に答えて記録する「都度型」 件数が多いほど後追い型が効く
銀行・カード連携 多数の金融機関と連携。明細軸の運用に強い 連携に対応。支払いを寄せると自動取得が効く 事業用口座・カードの利用量で効果が変わる
確定申告書類の出力 青色申告(複式簿記)に対応 質問に答える流れで申告書類まで進める 65万円控除はどちらも対応
簿記知識の要否 用語が出る場面はあるが一覧で確認しやすい 簿記用語を意識せず進められる場面が多い 知識ゼロからならfreeeが安心しやすい
スマホアプリ 明細確認・レシート撮影に対応 登録・レシート撮影に対応 外出が多いなら撮影のしやすさを試す
サポート プランに応じてチャット等を利用できる プランに応じて利用できる 上位プランほど手厚い傾向
向いている人 件数が多い・明細中心・俯瞰して整えたい はじめて・件数少なめ・最短で終えたい 事業フェーズと件数で素直に選ぶ

重要なのはどちらが高機能かではなく、自分がどの作業で詰まりやすいかです。つまずく場所は人によって違い、「取引を記録すること自体」で止まる人もいれば「件数が多すぎて手入力が追いつかない」で止まる人もいます。前者で詰まるならfreee、後者の詰まりを減らしたいならマネーフォワード、という見方が実務に近いです。去年どこで時間を溶かしたかを思い出すと、相性のいい方が見えてきます。


4. マネーフォワードが向いている人

次に当てはまるならマネーフォワード寄りです。

  • 経費件数が多く、手入力を減らしたい
  • クレジットカードや銀行口座の明細を軸に管理したい
  • 複数の口座・カードを横断して見たい
  • 月の途中でも収支を把握したい
  • 将来の法人化・事業拡大も視野にある

件数が増えるほど「最初のとっつきやすさ」より「一覧で全体を見渡せること」「あとから追えること」の価値が上がります。マネーフォワードはこの後半の強みが効くタイプです。取り込んだ明細を一覧で仕分けていく流れなので、似た取引が並べば同じ科目を一気に当てられ、過去に付けたルールが効いて2回目以降は自動で振り分くことも増えます。私自身、年間700件以上の仕訳を一覧でまとめて仕分けられたのが決め手でした。

具体的には、事業用カードに支払いを集約して毎月の明細が長い人や、サブスク・ネット通販の経費が多く1件ずつ手入力していられない人がはまりやすく、「月末にまとめて片付けたい」という後追い派とも相性がいいです。

関連: 仕訳700件・経費300万円を1人だけで管理した話


5. freeeが向いている人

次に当てはまるならfreee寄りです。

  • 会計や仕訳への苦手意識が強い
  • 最初は流れに沿って迷わず進みたい
  • まだ取引件数がそこまで多くない
  • まずは確定申告を一通り終わらせたい
  • 専門用語が出てくると手が止まってしまう

はじめての年は「完璧に運用を作る」ことより「期限内に申告を終える」ことが大事です。freeeは質問に日常語で答えると記録が進む設計なので、借方・貸方といった簿記の言い回しに身構えずに済みます。書類作成も画面の案内に沿って一歩ずつ進むので、初めての年の「どこから手を付ければいいのか分からない」という壁を越えやすいのが強みです。

副業を始めたばかりで取引が数十件の人や、確定申告を初めて自分でやる人に向きます。最初の1年をfreeeで乗り切り、件数が増えた段階で見直す進め方も十分ありです。詳しくは下の記事もどうぞ。

関連: freee会計が向いている個人事業主はこんな人

freeeの案内ページを先に見たい方はこちらです。

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6. 料金と乗り換えで押さえる点

料金は改定されるため金額は断定しません。考え方だけ押さえておくと失敗しにくいです。

  • 年間トータルで見る:月払いより年払いが割安になる料金体系が一般的。毎年使うものなので年単位で比べる
  • 来年必要になる機能で選ぶ:件数増加やインボイス対応で上位プランが要ることも。1年後の規模を想像して選ぶ
  • 会計ソフト代は経費になる:費用で確定申告の時間を買う、と考えると見え方が変わる
  • 乗り換えは年度の区切りで:途中で替えると同じ年の仕訳が2つに分かれ、突き合わせが面倒。連携や仕訳ルールは作り直しになる
  • 無料のうちに本番に近い操作を試す:自分の口座を連携して実際の明細を仕分けると、料金を払う価値があるか体感で判断できる

意外と効いてくるのが、最安プランに含まれる機能の範囲です。下位プランだと連携できる口座数やサポート手段が絞られることがあるので、「いちばん安いプランで自分の使い方が回るか」を申込前に確認しておくと、あとで上位プランへ変える手間を減らせます。

併用は基本おすすめしない

「両方契約して使い分ける」のは基本おすすめしません。同じ事業の仕訳が2つに分散すると、どちらで申告書を作るのか分からなくなり突き合わせの手間だけが増えるからです。無料登録で操作感を比べるのはアリですが、本番の記録は片方に寄せ、もう片方は解約するのが素直です。

具体的な料金は、マネーフォワードはマネーフォワード クラウド確定申告(公式)、freeeはfreee会計(公式)で申込前に必ず確認してください。どちらも無料登録から操作感を試せるので、まず自分の画面を触ってから決めるのが確実です。


7. 簿記の知識・スマホ完結・法人化の3つの疑問

選ぶ前によく聞かれる3点を実感ベースで整理します。最新の対応状況は各社公式で確認してください。

簿記の知識はどこまで必要?

結論、どちらも「簿記を体系的に勉強していなくても申告書まで作れる」のが今のクラウド会計です。freeeは日常語で進む場面が多く、マネーフォワードも勘定科目を選ぶ場面はあるものの、よく使う科目は限られ数日で迷いは減ります。ただし「経費になるかどうか」の線引きは最終的に自分で考える部分が残る、と思っておくと安全です。

スマホだけで完結できる?

どちらもスマホアプリがあり、レシート撮影や明細確認、ちょっとした記録はスマホで進められます。ただ、申告書類の最終チェックや細かい仕分けは画面の広いパソコンの方が見落としが減ります。「日々の入力はスマホ、申告直前の確認はパソコン」が現実的です。スマホ完結を最優先にしたい場合は、無料登録のうちにアプリでどこまでできるか試しておきましょう。

将来法人化するなら?

法人化を視野に入れているなら、同じシリーズに法人向けサービスがあると操作感を引き継ぎやすい利点があります。マネーフォワードもfreeeも法人向け製品を持つので、個人で慣れた系列でステップアップする流れは取りやすいです。ただし法人会計は個人の確定申告とは別物で処理も増えるため、そのタイミングでは税理士相談も含め改めて体制を見直すのが安全です。今は「将来も同じ系列で続けやすそうか」を軽く意識する程度で十分です。


8. タイプ別おすすめ早見表

「こんな人ならどちら寄りか」をまとめました。あくまで方向性の目安で、最後は無料登録で自分の画面を触って決めるのが確実です。

こんな人 おすすめの方向 理由
確定申告が初めてで、まず一通りやり切りたい freee 寄り 質問形式で迷わず申告書類まで進める
簿記の用語に強い苦手意識がある freee 寄り 日常語で操作でき、簿記を意識せず進む
取引件数がまだ少ない freee 寄り シンプルな運用で最短完了できる
副業を始めたばかりで会計に時間をかけたくない freee 寄り 都度型の記録で日々の負担が小さい
経費件数が多く、手入力を減らしたい マネーフォワード 寄り 明細取り込み中心で入力を発生させにくい
複数の口座・カードを横断管理したい マネーフォワード 寄り 明細を一覧で俯瞰しやすい
月の途中でも収支を把握したい マネーフォワード 寄り 取り込んだ明細でいつでも全体を確認できる
将来、法人化や事業拡大を考えている マネーフォワード 寄り 同シリーズでステップアップしやすい
どうしても決め切れない 両方を無料登録 自分の明細で操作感を比べるのが最速

9. まとめ

会計ソフト比較はどちらが上かではなく自分の運用に合うかで見るのが大事です。

  • 件数の多い経費管理を明細中心で回したいなら マネーフォワード 寄り
  • 最初のわかりやすさ・流れに沿った進めやすさを重視するなら freee 寄り

判断のコツは2つだけです。(1) 今の取引件数と、これから増えそうか。(2) 簿記を意識せず最短で進めたいか、件数が多くても俯瞰して整えたいか。この2点に正直に答えれば、合う方はかなり絞れます。あとは無料登録で自分の明細を取り込み、画面の感触を確かめるだけです。料金や対応機能は時期によって変わるので、決め手にする情報は必ず公式で最新版を確認してください。比較記事をいくら読んでも、最後に効くのは「自分の手で触った体感」です。無料のうちに両方を少し触り、本番に使う方を1つに決める——この順番が、遠回りに見えていちばん失敗の少ない進め方でした。

会計ソフト選びの全体像は 個人事業主・フリーランスの会計ソフト完全ガイド で確認できます。


※料金やプラン名は変更される可能性があります。マネーフォワードは公式ページ、freeeは遷移先の案内ページと最新案内を申込前に確認してください。この記事は 2026年3月13日時点で確認した情報と筆者体験をもとに整理しています。

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